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夜明けの街で
2009年01月11日 (日) | 編集
夜明けの街で夜明けの街で
(2007/07)
東野 圭吾

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建設会社で主任の渡部。妻と幼稚園の娘の3人暮らし。
妻子がいるのに不倫なんて・・・と思っていた彼が
派遣社員でやってきた仲西秋葉と関係を持ってしまう。
そして秋葉の家庭には、何か事情があるらしい・・・。
「不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた」
そう考えていた渡部なのに、気づくと一線を越えてしまっていた。
それも高い壁だと思っていたのに、そんなこともなく・・・。

私も不倫は不毛とは言わないけれど、誰かがもしかするとみんなが
悲しく苦しい想いを抱えてしまうという意味では
やはり破滅への道に思えてしまいます。

それでも、ふって沸いたように起こり得るかもしれないとも
この歳になると思ってしまいます。

なので、この小説冒頭あたりの渡部の心境はよく理解できます。
でも、それからの展開部分は私にはちょっと・・・。
そのあたりは、男女差による生活基盤への執着度の違いなのかも?

東野圭吾さんが恋愛小説か~と思って読み進めていくと
やっぱりやっぱり、ミステリ要素が・・・。
秋葉の実家では、かつて殺人事件があったそうです。
そして、その犯人と思われているのが・・・。

と、後半は流れのままミステリ全開になっていくのがさすがです。
そしてそのラストがまた・・・。

実は私、ラストがよくわからなかったんです。
あれは本心? そしてどうなったの?
番外編を読んで、さらにどちらとも取れる気がしてきてしまって・・・。
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