2007年11月13日 (火) | 編集
![]() | リアルワールド (集英社文庫(日本)) (2006/02/17) 桐野 夏生 Amazon |
高3の夏休み、隣家の同い年の息子が、母親を殺して逃走。
その子の逃走になぜか関わることになってしまった
クラスの仲良し4人組。
最初は遊び半分だったのですが・・・。
夏期講習へ出かけるため外に出たところで
偶然、その男の子と出会ってしまった十四子。
最初は本当に偶然関わってしまっただけの殺人犯と
その後、それぞれの意志でつながり続けた4人。
たぶん、興味半分で
そして、どこまでも他人事でしかなかったのでしょうが
途中からそんな簡単なことではなくなってしまって・・・。
少年と少女4人からの視点でかかれているのですが
最近の高校生って、こんなに薄いのかな・・・と
ちょっと愕然としてしまうシーンが多々ありました。
まぁ、高校生だった頃の自分と話す機会があったなら
あんまり変わらないだろうとつっこまれるかもしれませんが
私たち世代の高校生は、今ほど情報化されてなかったので
「知らない恐怖」というものを知っていたように思います。
6章あたりから、何か違う・・・と決定的に感じて
最後は、とうとうそうきてしまったのか・・・という展開でしたが
がんばって生きていって欲しいものです。
自分が閉じ込められていると感じている「リアルワールド」。
どこまでが本当にリアルなのか・・・。


